Sunday, 13 July 2014

文字書籍情報 2014年6月

表題どおり、1ヶ月で購入した文字本を紹介。

Books

ユニコーン―キャクストンの挑戦

Cynthia Harnett著 眞方陽子訳. 南窓社. 2014

キャクストンの小説。

漢字に託した「日本の心」

笹原宏之著. NHK出版新書. 2014

東アジア各地に広がる漢字文化。漢字への日本人の思いは強く、意味や音だけでなく情感や形にまでこだわり、他国には見られないほどの愛着をもってフル活用してきた。ひらがな、カタカナ、数々の国字も、漢字なしには生まれてはいない。漢字を消化・吸収し、考え、遊び戯れ、ときに悩み、誤解や曲解を重ねた2000年の歴史。それを見ていけば、日本人とは何かが見えてくる。

ことばと文字 1号-国際化時代の日本語と文字を考える

日本のローマ字社編. くろしお出版. 2014

国際化時代に「日本語の未来と文字を考える」新雑誌の創刊号。発行公益財団法人日本のローマ字社。総発売元くろしお出版。アメリカの日本語教育最新事情ほか、有益な情報が満載。田中克彦氏ほか豪華執筆陣20名。

同訓異字

白川静著. 平凡社. 2014

660の言葉を取り上げ、漢字の使い分けを解いた『字通』の付録「同訓異字」を読みやすく。これを割愛した『字通・普及版』を補完するための一冊。

訓読みのはなし 漢字文化と日本語

笹原宏之著. 角川ソフィア文庫. 2014

言語の差異や摩擦を和語表現の多様性へと転じた訓読みは、英語や洋数字、絵文字までも日本語の中に取り入れた。時代の波に晒されながら変容してきた訓読みのユニークな例を辿り、奥深い日本語の世界に迫る。

なぜ人は書くのか

茂呂雄二著. 東京大学出版会. 1988

言葉を文字にするということは、何と「大きな一歩」であることか。書くということ、書き始めるということのもつ意味を生成的記号論の立場から徹底解明。

Sunday, 6 July 2014

嵯峨本フォントのお話を聴きに関西大学博物館に行ってきた

7月5日土曜日、1日文字三昧の日。

午前は芦屋にてカリグラフィーのレッスン。

1ヶ月間書かずにいたので中々思うように書けず、ただ最後の方で新たな感蝕を得る。
書くときのリズム感というか。
ギュッとしたりすぅっとしたりを交じたペン先の感覚というか。

なんといえばいいのだろうな、と思いつつ、
この感蝕を頭の中で再現しながら関西大学へ移動。


関大で迷子。
関大広いな。
高低差きついな。
大遅刻の上汗だくで目的の博物館のある簡文館に到着。


企画展の「角倉素庵と俵屋宗達」のワークショップ「嵯峨本フォントの魅力」を聴講しに。

いろいろお話を聴いた後、嵯峨本などの実物を観に展示会場に向かう。
展示品をまじまじと舐め回すように観る。

里村祖白発句短冊の文字の書きぶりと
富士山に雪図の富士山と文字の配置に
感じ入る。

そして本命、嵯峨本を観る。































魅入ってしまった。

みんな嵯峨本の文字に魅せられるわけだ

活字なのに書き文字の感蝕が生き生きと感じられる。
石川九楊さんのことばを借りれば「筆蝕」と「筆勢」がある。

午前の体験と重なる部分がある。
なんだろうな。

先に述べた、
書くときのリズム感とかギュッとしたりすぅっとしたりの感蝕。。。

!!
3次元だ。

文字を書くとき、
紙面は2次元だけども(紙の幅と高さがx軸とy軸)、
それにペンや筆の圧力
これがもう一つの軸、z軸を生み出す。
それが石川九楊さんの「筆蝕」か。
やっとわかった気がする。
(気がするだけだが。。。)

そして、
じつはもう1つ軸が存在する。
それは、
時間軸

石川九楊さんの「筆勢」に当たる。
(でいいのかな)

これ、本来活字にはない。

ないはずなのに、
嵯峨本フォントには、ある。
正確には、あるように、感じる。

これが嵯峨本フォントの魅力なのか。

とにかく、嵯峨本の文字にずっと魅入っていた。

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そのあとずっと頭の中では、
「筆蝕」「筆勢」「リズム感」「ギュッ」「すぅっ」
がぐるぐる回り、
これら感覚を体に覚えさせる作業に集中してしまい、

気が付いたら自分の車に乗っていた。

アレ、みんなどこいった?
というか、みんなと挨拶しましたっけ?!

多分してないと思うので、
ここで改めて、ありがとうございました

(そして申し訳ありません。。。)