Friday, 30 September 2011

【文字る:第1回もじ談】Shotype Design岡野邦彦氏講演『オランダ タイプデザイン留学レポート』

突然ですがこのたび、文字るとして初めての講演会を開催する運びとなりました。これまで願望としてはありまして、文字るが開催する講演会の名称は「もじ談」と決めておりましたが、今回やっと日の目を見ることが出来ました。

さて、その講演会「もじ談」ですが、第1回めの講演ゲストは、縁あってShotype Design 岡野邦彦さんをお呼びすることに相成りました。岡野さんとは、一昨年大阪で開かれたLetter Cuttingのワークショップで一緒になりまして、残念ながらそれ以来お会いする機会のないままオランダへ留学されていましたが、先日開催されたZapf展のお手伝いを岡野さんもワタクシもすることが決まりまして、そのドサクサで(忘れられているかと思いましたのでワタクシの師匠経由にて(^^;; )今回の講演のオファーをしました処、快諾を頂いた次第です。

では、以下に講演会の詳細と聴講募集のご案内をば。


講演内容
AXIS Latin(Basicを除く)やヒラギノUDの欧文デザインなどを手掛けたShotype Design岡野氏が、1年間のオランダ留学を振り返り、留学の様子や卒業制作で設計された書体についてレポートしていただきます。

オランダ、ハーグ市にある王立芸術アカデミー(Koninklijke Academie van Beeldende Kunsten, Den Haag (Royal Academy of Art, The Hague)、通称KABK)のタイプデザインコースに2010年9月から2011年7月まで留学したレポートを行います。このコースはプロのタイプデザイナーを目指すための専門のコースで、この年度のクラスには8カ国12人が集いました。

今回のレポートは、前半は簡単な自己紹介と留学に至った経緯やコースの概要と履修内容を、後半は卒業制作として作成した欧文デジタルフォント、Quintet(五重奏)ファミリーの制作プロセスを紹介します。ファミリーの一つであるQuintet Scriptは、5つのバリエーションで構成され、単独でもレイヤー状に重ねても使え、ユーザが好みの組み合わせを楽しむことができるフォントです。

・プロフィール―文字・書体に興味を持つきっかけ~現在までの仕事について
・留学レポート―オランダの文字事情・KABKとは・授業内容など、および卒業制作について
・今後の活動予定について

■日時
2011年10月23日(日)開場14:30、講演15:00~16:30

■会場
旧船場アートカフェ(〒541-0056 大阪市中央区久太郎町3-2-15 三休橋エクセルビル北館B1F

■定員
30名程度(応募者多数の場合、応募メールの先着順で、一部の方は立見となる場合があります。予めご了承ください)

■参加費
無料

■お申込先
メールにて、mojirukai@gmail.com宛まで、件名に「【岡野邦彦氏講演申込】」を記入してお申込ください。
※お申込頂いた方には受領の旨の返信を致しますが、今回は手動で致しますので遅れる場合がありますことを予めご了承ください。
※なお、頂きましたメールアドレスは今後の「文字る」イベントのお知らせ以外には使用いたしません。

■主催
文字る会

■問合せ先
mojirukai@gmail.com
http://mojirukai.blogspot.com/

■講演者略歴
岡野邦彦(Shotype Design、タイプデザイナー、パッケージデザイナー)

  • 兵庫県出身
  • 1995年、京都市立芸術大学美術学部デザイン科ビジュアルデザイン専攻卒業。
  • 1995年~2005年、株式会社イングアソシエイツ、パッケージデザイナーとして10年間勤務。
  • 2005年、タイププロジェクトに参加し、「AXIS Condensed, Compressed」(2008年度グッドデザイン賞受賞)の欧文デザイン(AXIS Basic欧文デザインは、現Linotype社の小林章氏が担当)、(株)デンソーがタイププロジェクトと共同開発した「ドライバーズフォント」(2009年度グッドデザイン・フロンティアデザイン賞受賞)の欧文デザインを担当。
  • 2008年、Shotype Designを設立。
  • 2009年、大日本スクリーン製造(株)ヒラギノUD(角ゴ・丸ゴ・明朝)の欧文デザインを担当。
  • 2009年、担当したAXISフォントの欧文が独立した「AXIS Latin Pro」が発売。(2010年度グッドデザイン賞受賞)
  • 2011年 オランダ王立芸術アカデミー(KABK) Type and Media(マスターコース)卒業。

Monday, 26 September 2011

【イベント情報】Zapf展の模様を報告されているblogリンク集


Zapf展は盛況のうちに、無事終了いたしました。名残惜しくもありますし、残念ながらご覧になれなかった方のためにも、ここでZapf展の模様を報告されているブログなどのリンクを集めて時間軸通りに並べて、Zapf展をweb上で再現してみたいと思います。(TwitterをTogetterするのもあったのですが、気付くのが遅すぎましたorz…)


August 26, 2011

主催者であるJ-LAFさんのZapfのご案内

September 4, 2011

主催者である小林章さんの図録紹介

September 6, 2011

主催者である小林章さんの作品解説紹介

September 10, 2011

Zapf展の前夜祭的な感じの講演会の模様について、講演会場の青山ブックセンターと、この講演会の主催者であり、Zapf展特別協力の嘉瑞工房さんのご紹介

September 12–13, 2011

さて最初は、ワタクシが搬入作業と初日の模様(オープニングレセプションも)を報告・撮影したものです。

初日のオープニングレセプションにも参加された方

September 15, 2011


September 16, 2011


September 18, 2011


September 19, 2011


September 20, 2011


September 21, 2011


September 22, 2011


September 23, 2011


September 24, 2011


September 27, 2011



上記天空遊覧中blogから、Zapfさんのwebsiteが紹介されています。



他にエントリがありましたら、コメントなどでお知らせください。

Friday, 23 September 2011

【イベント情報】KCF主催WS「ローマン体活字の発展 カリグラフィーからドローイング」

2011年11月6日にはLinotype社の小林章さんのWS大阪で開かれますが、その前週にあたる2011年10月29日(土)~31日(月)の3日間、神戸・カリグラフィー・フォーラム主催ワークショップ、ユーアン・クレイトン氏の「ローマン体活字の発展 カリグラフィーからドローイング」神戸にて開催されます。

このWSの内容は、欧文活字書体の歴史と発展を分析しながら見ていこうとするモノです。ですので、今回のWSはカリグラフィーを嗜む方のみならず、文字に興味のある方ならどなたでも参加していただけます。欧文書体を眺めつつその歴史を学ぶことはあっても、それを自分の手で分析しながらレクチャーを受けられるというのは滅多に無い機会ですので、文字っ子の皆さん、ふるってお申し込みください。


ワークショップの詳細とお申し込みについては、神戸・カリグラフィー・フォーラムのwebsiteをご覧ください。

Sunday, 18 September 2011

【イベント情報】荻窪活版室 in KYOTO Karafuneyaへ覗きに…

昨日9/17(土)、あいにくの雨模様、高速道移動中の高槻から京都までゲリラ豪雨に遭遇し前方が全く見えない中決死の思いで唐船屋さんで開催中の『荻窪活版室 in KYOTO Karafuneya』を覗きに伺いました。
天気が芳しくないため、あまり長居出来なかったのですが、色々楽しいモノが置いてあるのである意味非常にアブナイ場所でした(笑)。実際、荻窪活版室のお一人であるLUFTKATZEさんの作品も常備されていますが、ネコ好きの活版マニアにはマタタビでほいほい購入してしまいました。購入したモノから抜粋して以下に、残りはFlickrにて。


クロネコとアオネコ


ネコと月見


活字組合わせてお日さま



荻窪活版室 in KYOTO Karafuneya』は本日9/18(日)が最終日ですので、是非。

Wednesday, 14 September 2011

【もじ見:第5回】寿印刷株式会社様見学会のご報告

さてさて、ブログUPが遅くなってしまいましたが、先日9月9日(金)14時から《もじ見》の第5回として、大阪市西淀川区の寿印刷株式会社様への見学会をいたしました。寿印刷様には、過去に使用されていた活版関係や写植関係の機材を保存展示していまして、それらを拝見させて頂きつつ色々と話が進みすぎて、予定2時間のところ裕に3時間以上滞在してしまいました。改めて寿印刷様および参加者の皆様ありがとうございました。以下、写真を掲載しつつ解説をば。


ウマ
cases

以前はもっとあったそうですが、某社が博物館を開設するということでそちらに大分引き取られたそうです。


おなじみ、手フート(手キン)
hand-operated foot press

植字台
composing frame

このブログではおなじみの手フートと、組版をするための台です。ゲラや文選箱、組版ステッキなどが並べられています。


並び線見、版面見、筋見(通称はんみ)
lining gauges

ウラ目玉である版面見。欧文活字のベースラインが揃っているかを診るためのもので、実物を見る機会は滅多にないかも?!


母型見本帳
matrix specimens

活字見本帳
typeface specimens

樹脂版・金属板
plates

紙型
paper matrices

この紙型に溶かした活字合金を流し込んで鉛版(stereotype)を鋳造します。その鉛版を印刷機に設置しますが、版面の強度を増すためにメッキ処理をしたりしたそうです。


活字鋳造の仕組み図解
illustration of how to cast types

写研製電算写植機SAZANNA-SP313
computerized typesetting system

一見すると複雑怪奇なキーボード配列ですが、慣れると早く打てるそうな?!


ゲラに置かれた組版と崩れた版
a slip on the galley

組版は解版糸で締めくくりますが、それでも持ち上げると活字や込物は抜け落ちます。ですので、知らずに組版を持ち上げてしまうと写真上のような顔面蒼白間違いなしの状態に…。組版の移動はゲラにスライドさせて載せてします。



手差し活版印刷機
letterpress printing machine (cylinder press type)

手差しで給紙するタイプの活版印刷機。排紙部の動きが良い感じです(下のビデオ参照)。



全版活版印刷機
letterpress printing machine (cylinder press type, large type)

こちらは現在稼働しませんが、全版が印刷できる大型の活版印刷機です。給紙部には2枚刷防止機なども付いています。

全版活版印刷機の二枚刷り防止機



手差し活版印刷機
letterpress printing machine (cylinder press type)

手差し活版印刷機
letterpress printing machine (cylinder press type)


上記掲載していない写真はFlickrにアップしていますので宜しかったら是非に!

Wednesday, 7 September 2011

【イベント情報】小林章氏のWSが大阪で!

J-LAF主催の小林章氏ワークショップ「自分の書体をフォント化しよう!」が、大阪で開催されることになったようです。昨年11月に東京で開催されたWSと同様、自分の手書き文字をフォント化するものです。自分も昨年参加しましたが、皆さん集中しつつ時にワイワイガヤガヤと楽しいWSでした。恐らく今回もそんな感じになるかと思いますので、ご興味ある方は是非に!小林さんに出逢える数少ない機会でもありますし。詳細および申込方法はJ-LAFのwebsiteにて。

Friday, 2 September 2011

【ポスター情報】Letterpress Poster of Typeface Combinations

2011年5月に発行され購入した『Explorations in Typography: Mastering the Art of Fine Typesetting』を以前このブログにて紹介しましたが、この書籍に掲載されている書体見本を活版ポスターに仕立てた『Letterpress Poster of Typeface Combinations』が限定発売されましたので、早速購入しました。書体好き・活版好きには堪らない一品ではないでしょうか。以下に写真をアップします。凹み具合が分かりますでしょうか?

表題


書体見本と書体名


凹み具合わかります?


著者・制作者のCarolina de Bartoloさん
(@carodebartolo)の署名入り


(ほぼ)全景



因みに、上記掲載の写真は今回、JPEGmini - Your Photos on a Diet!という、画質と画角サイズはそのままで容量を約1/5にまでしてしまうというwebサービスを利用してみました。元は約10MBあったものが、今回は1〜1.7MBにまで容量が減ってしまいましたが画質はほぼ変わっていません。これはかなり重宝するかもしれません。