Monday, 27 December 2010

【書籍情報】2011年1月新刊予定

なんかぼ〜っとしてたら何時の間にか年末で、もう幾つ寝ると新年という時期になってしまいました。
この「文字る」および「文字る会」はまだ今月に立ち上げたばかりなのですが、長い間やっている気がして不思議な気分です。
立ち上げ前から色々な方にお会いできたりご支援頂いたりと、皆様ありがとうございました。本年は、この2011年1月新刊予定をもちまして終了いたします。新年は気まぐれに初エントリ致します。
まだまだ未熟者ですが、来年もご支援ご鞭撻の程何卒宜しくお願いいたします。


さて新刊情報ですが、現在知り得ている文字関連書籍は以下の2冊のみです。ちょっと寂しいです…。
【追加情報】2011年1月24日『Helvetica and the New York City Subway System: The True (Maybe) Story』追記

Friday, 24 December 2010

【文字情報】2010年のお気に入り欧文書体ーMy favourite fonts of 2010

さて、2010年も後僅かとなりましたので、締めくくりとして今年「おっいいな」と思いました欧文書体を何点かあげてみようと思います。


Karbon

Designed by Kris Sowersby/Klim Type Foundry

現代的な、シンプルな仕上りの「geometric」の特徴を醸し出すサンセリフ書体で、
It is an exploration of Paul Renner’s reductionist Futura concept channelled through the proportions of Eric Gill’s eponymous sans, with a slight nod towards Jan Tschichold's Uhertype sans-serif.
ということです。

特徴・見本などはKarbon | Klim Type Foundryで、
購入はVillageにて。



Feijoa

Designed by Kris Sowersby/Klim Type Foundry

Klim Type Foundryで最初に出された書体で、直線を排して曲線を多用することで女性的な曲線美(curvaceous)の雰囲気を醸し出しています。ですので、Transitional〜Modernの特徴を有していますが本文組でも刺々しい雰囲気はなく、目に優しい印象があります。

特徴・見本などはFeijoa | Klim Type Foundryで、
購入はVillageにて。



Livory

Designed by Hannes von Döhren, Livius Dietzel/HVD Fonts

曲線的で柔らかい特徴を持つセリフ書体で、16世紀の「French Renaissance Antiquas」に影響を受けているということです。ですので、Old Styleの雰囲気を纏っており、本文組は落ち着いた感じになります。

特徴・見本・購入はLivory™ font family « MyFontsにて。



Monarcha

Designed by Isac Rodrigues/isaco

「baroque style」に強い影響を受けているということですが、ローマン体でもほんの僅かですが傾いているのが特徴です。また太い部分と細い部分の差は一般的なセリフ書体に比べて小さいです、全体的に滑らかな質感を有しています。

特徴・見本・購入はMonarcha™ font family « MyFontsにて。



Brandon Grotesque

Designed by Hannes von Döhren/HVD Fonts

「geometric」サンセリフ書体の影響を受けた書体で、全体的にコロッとした特徴があります。1920〜30年代的ですがどこか現代的な雰囲気があります。

特徴・見本・購入はBrandon Grotesque font family « MyFontsにて。



以上、管理人好みの今年の欧文書体の紹介でした。全体的に、サンセリフ体はコロッとしている感じが、セリフ体は曲線美でセクシーな女性的な感じが、好みのようです。

Thursday, 23 December 2010

【文字情報】内閣告示「常用漢字表」説明会

「常用漢字表」が2010年11月30日に内閣告示されましたが、その説明会を文化庁が兵庫県は伊丹市にて開催するということです。
登壇者は、林史典さんと前田富祺さんが予定されているそうです。


日時:2011年1月22日(土)13時30分~16時40分
内容:
  • 内閣告示「常用漢字表」の概要の説明(林史典国語分科会長)
  • 内閣告示「常用漢字表」に関する鼎談(林史典国語分科会長,前田富祺漢字小委員会主査,氏原主任国語調査官)
場所:伊丹市立産業情報センター・マルチメディアホール(伊丹市宮ノ前2-2-2)

大きな地図で見る


申込方法は、電話(072-784-8068)又はFAX(072-784-8062)にて(emailでは無いです)、伊丹市都市創造部都市企画室まで。
締切りは、2011年1月15日(土曜日)ですが、締切り前であっても定員に達した場合には募集を締め切るとのこと。
詳細は、文化庁|内閣告示「常用漢字表」説明会の開催について(御案内)をご覧ください。

Tuesday, 21 December 2010

【文字情報】リンク集:欧文書体の種類と区分について

最低限知っておきたいフォントの基礎知識 | ラクスルマガジン』という、欧文書体の種類と区分についてのエントリが人気の様ですが、これに併せて読んでいただきたいサイトを集めてみましたので、よろしかったら以下も覗いてみてください。


少し詳しいサイト



かなり詳しいサイト






VOX-ATypI classification

実は、欧文書体の種類分けは、フランスのヴォクス(Maximilien Vox)が1954年に提案した分類案を基にしたVOX-ATypI classification【wikipedia:en】というものがあり、これでは9種12区分に分けられています。
1967年には英国の工業規格British Standards for Type Classification【BS 2961:1967】として採用されています。


By Baines, Phil. Haslam, Andrew. Type & Typography (second edition). Watson-Guptill Publications, 2005, 224p. (p.51)【Amazon】

Monday, 20 December 2010

【文字情報】Akzidenz Groteskの歴史を概略した映像

YouTubeに最近、Akzidenz Groteskの歴史を映像化したものー『Akzidenz Grotesk - The History of a Typeface』がアップされていたので紹介します。





2分34秒の映像は、静かな音楽と背景ともにシンプルなタイポグラフィーでAkzidenz Groteskの歴史の概略と特徴、そしてHelveticaとの比較を見せています。

ナレーションでではなく文字情報で説明していますので、私のようなリスニングが苦手な人間には大助かりです(苦笑)


リンク

Akzidenz Groteskについては、他に以下のリンクをどうぞ。

Friday, 17 December 2010

【文字情報】久々の更新:モリサワ書体見聞「第五回 はるひ学園」

モリサワさんのwebサイトで不定期更新されている「書体見聞」が久々に更新されました(2年半以上ぶり!)。

第五回となる今回は、「はるひ学園」についてです。

ゆる〜い感じの書体のコンセプトと製品化の過程が分かる内容で、紹介されているエピソードがおもしろいです。

【書籍情報】『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』


文字関連ではありませんが、ちょっと気になる書籍が本日から書店に並ぶようです。

内容は、
ウンベルト・エーコ/ジャン=クロード・カリエール
老練愛書家2人による書物をめぐる対話。
「電子書籍元年」といわれる今こそ読んでおきたい1冊!

インターネットが隆盛を極める今日、「紙の書物に未来はあるのか?」との問いに、「ある」と答えて始まる対談形式の文化論。
東西の歴史を振り返りつつ、物体・物質としての書物、人類の遺産としての書物、収集対象としての書物などさまざまな角度から「書物とその未来について」、老練な愛書家2人が徹底的に語り合う。
博覧強記はとどまるところを知らず、文学、芸術、宗教、歴史と、またヨーロッパから中東、インド、中国、南米へとさまざまな時空を駆けめぐる。

この対談は、マーシャル・マクルーハンが「グーテンベルクの銀河系」と呼んだ書物の宇宙への温かい賛辞であり、本を読み愛玩するすべての人々を魅了するでしょう。すでに電磁書籍を愛用している人だって本書を読んで髪の本が恋しくならないともかぎりません。(ジャン=フィリップ・ド・トナック 「序文」より)
ということで、気になる方はどうぞ。

阪急コミュニケーションズ書籍情報

【文字情報】Helveticaが好きで好きでたまらない人向けのWEBサイト

どこで知ったか忘れましたが、4日前ほどに見つけたHelvetica好きのためのサイト、その名も「LoveHelvetica」。
トップページのタイトルが非常に長く、
「LoveHelvetica - If you love Helvetica, this is certainly a good place to stop and check out. This LoveHelvetica blog is 'just' part of the ImJustCreative Colonial Empire. Thank f**k for Helvetica.」
なんてことになってます。

Helveticaが好きで好きでたまらない人は是非。

【イベント情報】「筆墨精神―中国書画の世界―」京都国立博物館

来年2011年1月8日〜2月20日まで、<特別展覧会>「筆墨精神―中国書画の世界―」が京都国立博物館で開催されます。
「朝日新聞社の創業者の一人、上野理一(りいち)によって収集され、子息である上野精一(せいいち)により、昭和35[1960]年2月に寄贈された」上野コレクションの公開で、典籍や法帖など「国宝10件、重要文化財23件を含む約110件を紹介」するということです。

同時開催として、「生誕125年記念 篆刻家 園田湖城」も公開されます。

新年から文字っ子にとっては良い始まりになりそうです。

Tuesday, 14 December 2010

【イベント情報】J-LAF「~トニカク文字イリ~ ポストカード展 in 関西」

J-LAF主催の「ポストカード展」を関西で開催するということです。

オリジナルデザインのポストカードを展示販売するということで、とにかく文字が入っていれば発表済みのものでもOKで、2011年1月より募集開始とのこと。詳細確認はJ-LAFのサイトにて。

【文字情報】ヒラギノフォント、高速道路標識の和文書体に採用

前々から話にはなっていましたが、本日正式にヒラギノフォントが高速道路標識の和文書体に採用というプレスリリースが大日本スクリーン製造株式会社より発表されました。
大日本スクリーン製造株式会社ニュースリリース【PDF】

メディアでは今のところ朝日新聞のみですが、何故かiPadと同じことを前面に出しています。
asahi.com(朝日新聞社):高速道路の標識、「ヒラギノ」字体に iPadと同じ - 社会

朝日新聞夕刊では1面ということです。(@mori_tacsiさんより)

以下のブログではもう少し詳しく解説がされています。
標識の書体、変わる: ANNEX

ただ、長年親しんできた「公団ゴシック」が無くなるのはちょっと寂しい、と思うのはノスタルジックでしょうか。


因みに欧文は後の変更が無ければ、ビアログミディアム(Vialog Medium)の加工書体、数字はフルティガー65ボールド(Frutiger 65 Bold)、または、その加工書体、ということです。
参考:
公団ゴシックの退化と新しい標識書体について - 日本語練習中
設計要領第五集 交通管理施設編 標識設置要領
Download Vialog® Font Family - Linotype.com
Linotype Font Families - Frutiger

【番組情報】モリサワ創業者森澤信夫へスポットを当てた番組を放送

モリサワWEBサイトより、「起源探訪 生まれたるは関西:世界初の写真植字機を作った男 ~モリサワフォント~」という番組が関西一円に配信の有線テレビジョン「K-CAT eo光テレビ」にて12月16日から複数回放映されるとのことです。
関西の有線テレビですが、web配信もされるとのことで有線に入っていなくても関西以外でも視られるようです。

詳細は、「起源探訪 生まれたるは関西」にて、当社創業者森澤信夫へスポットを当てた番組を放送 | 企業情報 | 株式会社モリサワにて。

Monday, 13 December 2010

【関西限定:TV番組情報】12月15日は百識王フォントの話!

関西テレビでは「百識王」は22日遅れということで、先月は悔しい思いをしましたが、今週遂に「フォントの話」の回が回ってきました。

百識王
もう迷わない!ゴシック体に明朝体、あなたの文字フォントは間違っている!相手の気持ちをわし掴みにするフォントとは?フォントの制作現場へ極秘潜入だ!
2010/12/15 25:05〜25:35 関西テレビ

関西の文字っ子の皆さん、Check it out!

【書籍情報】小林章さんの近著情報


先々月に噂がたち、先月に正式に予告が出てましたが、発売日が未だ未定だった小林章さんの近著『フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』がAmazonで予約が開始されました。予価2,100円で発売予定日は2011年1月15日(Amazonの表示は2011年1月17日)となっております。

内容は、
高級ブランドのロゴはなぜ高級そうにみえるのか?、 Aの右側の棒はなぜ太いのか?
欧文フォントにまつわる素朴な疑問に答えてくれるトリビアの本。

ドイツ在住の欧文フォントの専門家が、欧米の街中で撮影した写真をもとに、
目からウロコのフォントの不思議を語ります。
ガイドを聴きながら海外の街を散歩するように、
フォントについての知識が楽しく身につくよう構成されています。

第一章:高級ブランドはなぜ高級そうに見える?
ゴディバのロゴの変遷
ディーン&デルーカやピエール・マルコリーニの王道感
ファッションブランドのロゴ
ダイソンの使っている書体は ほか

第二章:ヨーロッパの街をつくっているフォント
ルーブル美術館が使っているフォント
フランスっぽい筆記体
味のある文字・イギリス
消えつつあるドイツ文字 ほか

第三章:フォントは見た目で選んでOK
インストール済みのフォントってタダなの?
フォントは見た目で選んでOK
フォントの選び方を間違えると命取りか?
タイプライターっぽさの演出効果

第四章:意外と知らない文字と記号の話
目の錯覚
Aの右側が太いワケ
Uって昔はなかった?
識別しやすいFrutigerの数字 ほか

A5判208ページ、並製、オールカラー
掲載コラム数70本、書体見本70点、写真270点掲載、装丁=祖父江慎

これは予約しなければいけません!


---2010.12.23追加---
Twitterで祖父江慎さん(@sobsin)がこの書籍の使用書体をつぶやいていたのでここに引用します。
★「フォントのふしぎ」:これを読めば、街の看板書体と仲良くなれますのじゃ。ちなみに本文書体は、字游工房の游ゴシック体D+ライノタイプ社のFrutiger Neue LT Rpo (108%拡大)です。・・・写研時代に一緒に働いていた鳥海さんと小林さんのステレオ音声みたいでしょ?!https://twitter.com/sobsin/status/17598220767076352
★「フォントのふしぎ」:ちなみに帯をはずすとこんなふう。表1の大きな黄色い文字はヘルマン・ツァップさんと小林章さんによる「f」と「f」のリガチャ文字「zapfino Extra Lt Ligatures」どす。(・・・続く) http://twitpic.com/3ieyeg
https://twitter.com/sobsin/status/17604126229667840
★「ふぉんとのふしぎ」:(続き)「ff」のあいだの小さな書体は、小林さんがつくった「クリフォード6ポイント用」フォントを6ポイントで。名前は同じく「クリフォードの18ポイント用」フォントを18ポイントで。サイズごと書体、さすが! http://twitpic.com/3if7rk
https://twitter.com/sobsin/status/17611378265165824

【イベント参加】京都造形芸術大学一般公開講座

1年ぶりの京都。初めて乗る叡電。電車のワンマンカーが初めてで下車方法をドキドキしながら確認しつつ初めての京都造形芸術大学。大階段の正門。山の斜面に立ち並ぶ校舎群は増築する毎に山を上へ上へと行くらしい。そんなこんなで@neueuniさんにお教え頂いた、京都造形芸術大学で開かれた一般公開講座に行ってきました。


第1部:13時30分〜14時50分「イギリスの活字:キャズロン以前 15世紀–17世紀」

講師:河野三男


活版印刷術が出てきてからキャズロンまでのイギリスにおける活字にどういうものがあったのか、このあたりのことはこれまでほとんど知られていないことが盲点でした。

  1. はじめに
    1. イギリスとは
    2. イギリスの歴史(〜17世紀まで)
    3. 英語の歴史
    4. 印刷術の伝播(キャクストン以前)
    5. 1480年、印刷工房のある都市の数
    6. 都市別による書籍発行点数
    7. 15-17世紀のヨーロッパの印刷と活字
    8. アップダイクの活字評
  2. ウィリアム・キャクストン(1421-91)
    1. キャクストンの経歴
    2. キャクストンの活字
    3. キャクストンの顔
  3. ウィンキン・デ・ウォルデ(?-1534)
    1. キャクストンの助手で後継者
    2. デ・ウォルデの製作物
    3. ウォルデのイタリック体
  4. リチャード・ピンスン(?-1530)
    1. ピンスンの人物評と印刷
    2. ピンスンのローマン体
    3. ローマン体の比較 ピンスンとフローベン
  5. ジョン・デイ(1522-84)
    1. ジョン・デイの顔
    2. イギリスの初期印刷物の特徴
  6. ジョン・フェル(1625-86)
    1. 1667-72年、オランダから輸入された活字を提供
    2. 学匠印刷所
    3. オランダの活字彫刻師のウォルパーゲンをオランダに派遣(1676年)
    4. フェル活字の復活
  7. ヨゼフ・モクスン(1627-91)
    1. Mechanick Exercises(1678-83)の著者
    2. モクスンの影響
    3. 18世紀にまで延命したゴシック体
  8. 印刷業の衰退
    1. イギリスの印刷政策
    2. 衰退の理由
    3. 1637年の星室院の法令
    4. オランダ製活字が席巻した理由
    5. リード(Reed)の見解
    6. イギリスの活字を変えたキャズロンの登場
    7. まとめ

キャクストンの頃はゴシック系筆写体(フランドル・バスタルダ系・フォルム系)を活字化したものを使用。
ピンスンの頃、イングランドで最古のローマン体を使用。1518年に全ページローマン体で印刷された、イギリスで最初の書籍を発行。
これらの時代、特に17世紀は、主にオランダで鋳造された活字を輸入していた。
キャズロン登場後、オランダ製活字の輸入停止。イギリス国内の印刷に自信が出る。

頂いた資料をザクッとまとめてみましたが、まだ理解不足なのでこんなものでとりあえず。


第2部:15時10分〜17時20分「タイポグラフィとブックデザイン、その根底にあるもの。」

講師:白井敬尚と杉下城司による対談形式


雑誌『IDEA』のデザインを担当されている白井さんと、後輩で重森三玲関連や平野富二関連、銀座和光のCIなどの仕事をされている杉下さんのお二人のお仕事拝見と解説。その中で特に印象的だったのは、白井さんの組版指定やレイアウト指定でのグリッドと級数の指示が細密。あれは生半可に真似できません。スゴすぎ。中々言葉では表せませんので、実見する機会がありましたら見てみてください。




講義終了後、完全な部外者ながら@bellido1995さんにお誘い頂いて打ち上げにおよばれしまして、色々お話もできて楽しくも長い1日でした。
皆さんありがとうございました。

Saturday, 11 December 2010

【イベント参加】第3回モリサワ文字文化フォーラム「○△□がやって来る」

本日は、ジュンク堂にて『idea (アイデア) 2011年 01月号』と『花形装飾の博物誌』を購入後、dddギャラリーにて『DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展Ⅱ ― 田中一光ポスター1953-1979』展を観覧。その後、時間に余裕があったので歩いてモリサワ本社まで向かい、『第3回モリサワ文字文化フォーラム「○△□がやって来る」』を聴講してきました。
講演時間の1時間半は意外にあっという間に過ぎ、浅葉さんの、頭に2本の国旗を巻き付け「いっぽん、いっぽん、日本!」で三本締めで終了と相成りました。


ここでは、パネラー3人に関するリンクを貼っていきます。

長友啓典氏


浅葉克己氏


青葉益輝氏

事務所のWebサイトは無いみたいです。残念。
個人的に、建築家の安藤忠雄さんに考え方が似ているなと思いました。頼まれても無いのに勝手に創ってしまうというところが(笑)


動画

検索したら楽しい動画を見つけましたので。





書籍

長友啓典氏

出たてホヤホヤです。


浅葉克己氏

浅葉さんと云えばトンパ文字。


青葉益輝氏

Thursday, 9 December 2010

【文字る会:第3回】株式会社モトヤ様 活字資料館見学会

さて、怒濤の第3回目の「文字る会」を12/7(火)に行いました。今回の見学場所は株式会社モトヤ様。こちらの大阪本社内にその名も「活字資料室」なる空間があると、偶々ネットで見つけてどうしたら見学できるか悶絶しつつその思いをTwitterで呟いたところ、@nanikatsuさんがモトヤの営業さんをご存知ということで、その伝手で見学できることと相成りました(ありがとうございます@nanikatsuさん)。改めてTwitterのスゴさを実感したわけでもあります。
当日の参加者は計8名。見学時間は当初17時から小一時間という予定でしたが、結局19時近くまで居座ってしまいました。途中からは只今話題のIVSについてのお話も伺えたりしまして、本当にモトヤ様有り難うございました。


ただ、私この見学において事もあろうにカメラを忘れるという大失態をしてしまいましたので写真アップはありません(クゥ泣)。一緒に見学いたしました方々のブログで見学の模様と写真がふんだんに掲載されていますので以下にリンクを貼っておきますのでそちらをご覧下さい。


ベントンから鋳造機、和文タイプライター、パターン、母型、古い見本帳(森川龍文堂、青山進行堂など!)、古い書籍、鉛版、石版、紙型などなど、初めて見るものが多かったです。
今回の見学で初めて知ったのは、印刷技術は、活版印刷→写真植字・電算写植→DTPという流れで進化して行ったと認識していましたが、実は写真植字と平行に和文タイプライター・電算植字・電子編集組版の流れもあったこと。写植は主に「写植屋」さんが、和文タイプライター・電算植字・電子編集組版は印刷会社が所持していたということです。


とにかく盛り沢山でお腹一杯になりました。
関西の文字っ子、印刷っ子は必見です。
「活字資料室」は営業時間であればいつでも伺えるということなので、また時間を作って今度は撮影に行こうと今から画策中。


リンク

今回モトヤ様見学のご提案と見学までの手配にご尽力頂いた株式会社大同印刷所@nanikatsuさんの見学記です。
なにわ活版研究所(なに活): 活字のふるさとを訪ねて(1)
なにわ活版研究所(なに活): 活字のふるさとを訪ねて(2)
なにわ活版研究所(なに活): 活字のふるさとを訪ねて(3)
なにわ活版研究所(なに活): 活字のふるさとを訪ねて(4)

一緒に見学しました@tonybinさんの見学記です。沢山の画像がアップされています。
モトヤ活字資料館見学会(第3回(仮)文字る会)|樫原工房


関連書籍

ずっと見てみたいと思っていた書籍がモトヤ様にあって驚いたとともにしっかりと見てきました。どこか復刊していただければ…。




更新・変更

12/14(火)14:11 @nanikatsuさんの見学記のつづきを追加。
12/10(金)9:30 @nanikatsuさんの見学記のつづきを追加。
12/9(木)17:22 @tonybinさんの見学記のリンクを追加。

【大阪DTPの勉強部屋】2010年忘年会

12/4(土)の大阪DTPの勉強部屋忘年会に参加いたしまして、事もあろうに「文字る」および「文字る会」についての紹介の話をさせていただきました。話した内容は拙ブログエントリ「「文字る」・「文字る会」発足」に上げております。途中からは私個人(@satoschi)の文字関連活動まで喋り出しまして一人密かに興奮しとりました(苦笑)。

忘年会がどんなだったかは、@tonybinさんが早速記事にされましたのでそちらへのリンクを貼って便乗させていただきます(笑)(カメラ忘れましたゆえ)

大阪DTPの勉強部屋2010年忘年会|樫原工房

Wednesday, 8 December 2010

【イベント情報】京都造形芸術大学一般公開講座

@neueuniさんより耳寄りな情報を頂きまして、公開してよいとのことで紹介いたします。一般人でも大丈夫とのことですが、今週末ですのでご注意


2010年度タイポグラフィ特別講義

12月11日土曜日
京都造形芸術大学 望天館1階B-11プロジェクトホール
(一般公開講義ですので聴講自由です。)
京都市左京区北白川瓜生山2-116
交通アクセス


大きな地図で見る

第1部
13時30分〜14時50分「イギリスの活字:キャズロン以前」
講師:河野三男

第2部
15時10分〜17時20分
タイポグラフィとブックデザイン、その根底にあるもの。
講師:白井敬尚と杉下城司による対談形式

講義時間は少し変更する場合がありますので第2部から聴講の方は少し早めにお越しください。

【文字る会:第2回】明晃印刷様見学会

2回目の「文字る会」見学で、先週の12/1(水)に関西活版倶楽部のリーダーでもあります明晃印刷様にお邪魔いたしました。味のある建物の、味のある室内に、これまた味のある印刷機器と活字と馬棚が整然と並んでいました。明晃印刷の高崎さん(@meikoprint)に色々と、ご自身の「生き様」を含めた面白楽しいお話を伺えました。活版の現場を観るとやはり組版してみたくなりますが、組版されたものを観るととても生半可に真似の出来るものではないことが分かります。特に込物の精緻な込め方をみると、思わず溜め息が…。

写真

罫切り器

木インテル

輪郭削り器

植字台
ウマ

活字(欧文)

組版(置版)

自動込物選別機

全自動凸版印刷機械(版セット済)

全自動凸版印刷機械プレート

「コメット」さん

オフセット印刷機

「隠された」欧文活字

「隠された」欧文活字(アップ)

伝票の組版

伝票の組版(アップ)

ウマ(アップ)

活字(アップ)

文選箱

動画

全自動凸版印刷機械



リンク

明晃印刷さん「活版」見学(第2回(仮)文字る会)|樫原工房
一緒に見学しました@tonybinさんの見学記です。こちらでも沢山の画像と動画がアップされていますので是非。

活版印刷屋さん見学|Studio Letter Arts
私のカリグラフィーの師匠(@letter_arts)の見学記です。

【イベント情報】2010年12月文字関連イベント情報

2010年12月に開催される予定の文字関連イベント情報です。
少ないながらも関西でも行われています(一つは東京ですが)。ありがたいです。
その他に文字関連イベントがありましたら是非ともお知らせ下さいませ。
因みに、第4回目以降の文字る会は現在未定ですが、新年明けてから予定を立てようかと考えています。


12/10(金)第3回モリサワ文字文化フォーラム「○△□がやって来る」
16時半~18時(開場16時)【大阪市浪速区】

12/15(水)XEROX DTP FESTA 2010「フォントを選ぶ、使う。ために〜フォントを知る〜」
13時30分~15時【大阪市中央区】

11/9(火)〜12/22(水)<DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展Ⅱ ― 田中一光ポスター1953-1979>
11時〜19時(土曜日は6:00pmまで)日曜・月曜・祝日休館【大阪市西区】

12/26(日)『文字書く人たち』− カクトキ、カクオト、カクコトバ −
18時〜20時【東京都豊島区】

Tuesday, 7 December 2010

【文字る会:第1回】活版エキスポ0(ゼロ)見学

え〜、既に先月の話になってしまいましたが、記念すべき1回目の「文字る会」見学は、11/13〜14に大阪は緑橋の♭[FLAT]—デザインとアートの実験場にて行われた活版エキスポ0(ゼロ)にお邪魔しました。


東京では数年前から活版が見直され盛上がっていましたが、関西でも今年に入って、@meikoprintさんを中心とした関西活版倶楽部が結成され今回この「活版エキスポ0(ゼロ)」が開催されました。


活版で何が出来るかを模索して行く、始まりのイベント。
まだまだ活版の可能性を模索している段階だけど、一番面白い時期。
「文字る」でも活版と文字で何か面白いことが出来るか思案していきます。


今回の見学には、@works014さん(組版)と@tonybinさん(@shoraisha:出版)、@neueuniさん(デザイン)、そして私管理人の師匠@letter_artsさん(カリグラフィー)という異職種連合で向かった。


そもそも「文字る会」は、管理人が11/7〜8の東京での小林章さんのWSやら講演やらに参加し、東京の文字風に当てられて帰阪したノリで、Twitterで「関西で文字談したい文字っ子いますかね?」などと宣ったのが原因で始まった次第です。


リンク

Monday, 6 December 2010

エドワード・ジョンストンの書籍

『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』

Justin Howes著『Johnston's Underground Type』、原著はAmazonでは中古が1万円超という値段が付いていて現在中々入手し難い状況にある中、遂に待ちに待った邦訳版が今月発売されました。
この書籍は、
著名なカリグラファでありタイポグラファでもあったジョンストンの人となりや功績、書体設計の過程を丹念に調査し、ジョンストン・サンズからブルズアイ(標的マーク)、ニュー・ジョンストン書体までを解説した
もので、
最もロンドンを感じさせる書体、“ジョンストン・サンズ”。その書体設計者であるエドワード・ジョンストンの果たした役割、成果の詳細を紹介
したものです。




『書字法・装飾法・文字造形』

上記書籍は書体デザイナーとしてのエドワード・ジョンストンを紹介したものですが、ついでにエドワード・ジョンストンのカリグラファーとしての顔がわかる『Writing & Illuminating, & Lettering (Calligraphy)』を紹介。
これは彼の初めての著作で一種の教科書のようなものであり、カリグラフィーの書法などを懇切丁寧に解説しています。特に、ローマンキャピタル(ローマ字の大文字)を1文字ごとに特徴を記していたりして興味をそそります。またジョンストンは「ファウンデーショナル体」(ローマ字の小文字書体の一種)を創作しています。



リンク

Sunday, 5 December 2010

「文字る」・「文字る会」発足

所信表明

文字に関する催しというのは、東京での開催が殆どで関西ではまず無く、東京を羨ましがりかつ怨めしく思い、東京に対する嫉妬心満々で悶々な日々を過ごしていましたが、この度このような状況からの脱却を目指し、関西発の文字関連情報を提供する「文字る」と、見学会や講演、その他様々な集いなどを企画する「文字る会」を発足いたしました。


活動内容

「文字る」—情報発信の場

このブログにおいて、

  • 関西発の文字に関する情報の提供
  • 文字に関する書籍情報の提供

を2つの軸に文字に関する様々な情報を提供する予定です。


「文字る会」—行動・会話の場


  • 文字る会見学会—文字に関する企業・施設・場所などを見学するツアーの企画
  • しゃべり場—文字を語る場として。参加者一人一人が語る・講演会・勉強会・交流会など、あらゆる形式で。


「文字る」・「文字る会」を発足するにあたっては是非とも、

  • 手書き人(書家やカリグラファー)、書体デザイナー、DTP人、印刷人、web人、など文字に関わる人が緩やかに繋がり交流できるような会

として行きたい。通常、このような企画をして集まる方たちの業種職種は、印刷・出版・DTP・WEB関連がほとんどで、他にも文字に携わっている方がいるにも関わらず、中々交流が出来ないでいます。ある種の「異種交流」を通じて新たな文字活動を関西から発進できたらと考えています。