2010年12月6日月曜日

エドワード・ジョンストンの書籍

『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』

Justin Howes著『Johnston's Underground Type』、原著はAmazonでは中古が1万円超という値段が付いていて現在中々入手し難い状況にある中、遂に待ちに待った邦訳版が今月発売されました。
この書籍は、
著名なカリグラファでありタイポグラファでもあったジョンストンの人となりや功績、書体設計の過程を丹念に調査し、ジョンストン・サンズからブルズアイ(標的マーク)、ニュー・ジョンストン書体までを解説した
もので、
最もロンドンを感じさせる書体、“ジョンストン・サンズ”。その書体設計者であるエドワード・ジョンストンの果たした役割、成果の詳細を紹介
したものです。




『書字法・装飾法・文字造形』

上記書籍は書体デザイナーとしてのエドワード・ジョンストンを紹介したものですが、ついでにエドワード・ジョンストンのカリグラファーとしての顔がわかる『Writing & Illuminating, & Lettering (Calligraphy)』を紹介。
これは彼の初めての著作で一種の教科書のようなものであり、カリグラフィーの書法などを懇切丁寧に解説しています。特に、ローマンキャピタル(ローマ字の大文字)を1文字ごとに特徴を記していたりして興味をそそります。またジョンストンは「ファウンデーショナル体」(ローマ字の小文字書体の一種)を創作しています。



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