中身は全てフランス語で英語併記などされていませんので全くもって読めないのですが、図版を見る限り、ちょっとこれはスゴいぞ、と思えるものが掲載されています。
(ナチスドイツ時代の印刷物など。但しこれのみで、日本のみで流布している「ナチスとFutura」関係説という都市伝説が妥当であると勘違いされないよう言明しておきます。Louis VuittonやIKEA、HPなどのロゴに今も使われていることからも明らかなように間違いです。この辺のことは、Linotype社のタイプディレクター小林章氏のブログ『ここにもFutura』とタイプデザイナー立野竜一氏のサイト『evergreen』のコラムを参照して下さい。そもそもFutura展が今年フランスで普通に開催され、この図録が普通に出版されてるというだけでも十分反証になるんですけども。しかも堂々とナチス絡みの図版も載せてます。)
書籍の中身ですが、出版社サイトに30ページ分(全192ページ中)がwebカタログ的に閲覧可能となっています。
Futura, une gloire typographique [view book]
また、30ページ以降から抜粋した写真を以下に。
表紙
1927年秋、初のFutura書体見本帳。
1930年、2回目のFutura書体見本帳。
1930年、ラースロー・モホイ=ナジ作、ヴァルター・グロピウスの展覧会のカタログ。
1938年2月、ドイツ「国民の祝日」
1944年ポスター、「鉄槌と鉄床のあいだで」
1961年、フォルクスワーゲンの広告
1969年、アポロ11号の着陸予定地の地図
1968年、映画「2001年宇宙の旅」のポスター。
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