Tuesday, 12 February 2013

文字の世界の入口に立ったあなたにオススメする必読文字本【入門編】

先日の「和文と欧文 vol.2」WSにて、特にラテン文字(ローマ字)のカタチの由来について初めて知ったという声も聞えたので、今回は入門編として、文字の世界の入口に立った人向けに「必ず買え、借金してでも買え」というくらいの必読書籍をご紹介(異論は十二分に認める)。

タイポグラフィの基本ルール

タイポグラフィの基本ルール-プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック-

大崎善治著、ソフトバンククリエイティブ刊、2010

和文と欧文各々の、文字・書体の基本的な知識から文字組み・レイアウト・書体の選び方・書体制作までを網羅した指南書。価格もお手頃、手元に置いておきたい書籍。

タイポグラフィの基礎

タイポグラフィの基礎―知っておきたい文字とデザインの新教養

小宮山博史編、誠文堂新光社、2010

こちらも和文と欧文各々の、文字・書体の歴史や基本的な知識から文字組み・印刷手法・レイアウト・書体の選び方・書体制作・コンピュータでの文字の扱いまでを網羅した指南書。上記『タイポグラフィの基本ルール』を読んでからこちらに目を通すことをオススメする。基礎と謳いながらけっこう濃い。これら2冊読み終えたら文字の世界が開けてくる、ハズ。

タイプフェイスとタイポグラフィ

タイプフェイスとタイポグラフィ

白石和也著, 河地知木著, 工藤剛著、九州大学出版会、2004

和文と欧文各々の文字・書体の歴史と、代表的な書体や文字の書き方や特徴の解説を中心とした書籍。特に歴史編は各項目が簡潔にまとめられている。

文字をつくる―9人の書体デザイナー

文字をつくる―9人の書体デザイナー

雪朱里著、誠文堂新光社、2010

日本を代表する9人の書体デザイナーへのインタビューと各人の代表書体の制作過程と組み見本をまとめた書籍。インタビューでは子供の頃から今に至る、どのように文字に関わるようになってきたかが語られている。一読するとなんかワクワクする。

欧文書体

欧文書体―その背景と使い方

小林章著、美術出版社、2005

説明不要、欧文書体知りたければとにかく読むべし。最初に平筆や平ペンで書くラテン文字(ローマ字)の成り立ちから入るので、カタチの由来が分かる。
個人的な話だが、第1章の扉は小林さんが石に文字を彫った写真で、自分もいつか文字彫りしてみたいなと憧れたのがこの書籍購入時(2005年)。写真の解説には、石に文字を彫ってからラテン文字(ローマ字)の成り立ちが分かったと書いてあるから余計に思いが募る。でも日本じゃあ体験できないよなぁなんて半ばあきらめ気味だったのが、思いがけなく2009年に大阪で体験できることになるのはまた別のお話。
(→2012年開催第3回目のWSの模様

欧文書体 2

欧文書体 2 定番書体と演出法

小林章著、美術出版社、2008

上記を読んだ後にこちらは読むこと。欧文書体の使い方や定番書体の解説、特に現役の書体デザイナーが制作した書体については当の書体デザイナーにインタビュー形式で解説されている。意外なことが判ったりして面白い。

欧文組版

欧文組版 組版の基礎とマナー

高岡昌生著, 高岡重蔵監修、美術出版社、2010

欧文組版の基礎をガッツリ解説されたもので、上記小林さんの書籍と補完関係にあるといっても過言ではない(ワタクシが勝手に云ってるだけだけど)。組版の側から見た欧文書体のつくられ方みたいなものが垣間見れて勉強になる

フォントのふしぎ

フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?

小林章著、美術出版社、2011

ブランドのロゴや街中にある書体についての解説と、書体の選び方や文字・記号の話が満載。気軽に読ませてくれる書籍。

タイポグラフィ・ハンドブック

タイポグラフィ・ハンドブック

小泉均著、研究社、2012

欧文書体・欧文組版の辞書的書籍。読むというより知りたいことを引いて調べるのに適している。内容は非常に濃い。

TYPOGRAPHY

TYPOGRAPHY

グラフィック社、2012

日本発の文字とタイポグラフィに特化した専門誌。海外では文字とタイポグラフィに特化した雑誌は数あれど、日本では今のところこれだけという気概のある雑誌。年2回発行。文字好きは有無を云わずに買うべし。で、この創刊号ではなんと、文字るも紹介して頂いております(重ねて深謝)。


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