2014年6月3日火曜日

文字書籍情報2014年2月から5月までまとめて

数ヶ月ぶりの更新。
その間に刊行され、せっせと買いためた文字本などまとめて紹介。

Books

文字の言語学: 現代文字論入門

フロリアン・クルマス著 斎藤伸治訳. 大修館書店. 2014

文字の役割、表音文字と表意・表語文字、表音の種類、歴史、文字使用の心理などを総合的に扱った文字の言語学の入門書。

The Golden Thread: THE STORY OF WRITNG

Ewan Clayton著. Counterpoint. 2014

 

かなづかいの歴史 - 日本語を書くというこ

今野 真二著. 中公新書. 2014

中学・高校の古文の授業で私たちは「歴史的かなづかい」に出会い、例えば現在「カワ」と発音する語がかつては「かは」と書かれたことを知る。なぜ発音と表記は違うのか、表記はいかに揺れてきたのか。仮名が生まれた十世紀の『土左日記』に始まり、藤原定家の「定家かなづかい」、中世の実用的な文書、契沖のかなづかい。そして明治期の小学校教科書や野口英世の母の手紙まで。「かなづかい」でたどる日本語の歴史。

日本語の近代: はずされた漢語

今野 真二著. ちくま新書. 2014

江戸期までの日本語は、日本の固有語である和語と、中国語から借用した漢語とが緊密に結びついて形成されてきた。そこでは、訓を媒介にして漢語の意味をとらえるシステムが働き、漢語が日本語にとっての「公性」を支えていた。しかし、日清戦争頃を境目として、使用する漢字を減らし、漢語をいわば「はずす」ような動きが起こった。近代国家へと変貌を遂げる過程で、日本語が初めて経験する人為的なコントロールとは?明治期の小学校教材を通してその全貌を追う。

日本語文字・表記の難しさとおもしろさ

高田 智和, 横山 詔一編. 彩流社. 2014

世界の諸言語の中で、日本語の文字・表記は最も複雑だといわれている。
使っている文字も、平仮名、片仮名、漢字、ローマ字と、複数の文字種を駆使しているのは日本語だけ。
このことは、和語には平仮名、漢語には漢字、外来語には片仮名のように、文字表記表現としての豊かさにつながる一方、
漢字の異体字や、送り仮名・仮名遣いなどの使い分けの原因ともなっていて、学習や実務での不合理さとして問題となっている。
本書は、2011年9月のNINJALフォーラム「日本語文字・表現の難しさとおもしろさ」(国立国語研究所主催)の講演・報告を
各分野の領域から展開し、それぞれ専門的関心により問題点を取り上げて、現代日本語の文字・表現の難しさとおもしろさを明らかにしていくもの。

MdN (エムディエヌ) 2014年 04月号

エムディエヌコーポレーション. 2014

文字とデザイン、その自由な関係性
タイポグラフィの現在

「タイポグラフィ」というのは実に不思議な存在だ。文字には当然、
言葉の意味を伝えるという側面があるが、グラフィック/ビジュアルとして
情報を伝えるという側面も持っている。
輪郭のはっきりしない言葉の世界と、グラフィックという
具象の世界が溶け合う場所がタイポグラフィなのか。
そんな自由な「タイポグラフィ」という存在を、さまざまなデザインを例に辿る。

日本語のミッシング・リンク: 江戸と明治の連続・不連続

今野 真二著. 新潮選書. 2014

同じ日本語なのに、江戸時代と現代では、なぜこんなにも違うのか? ――「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」―例えば、この芭蕉の言葉も現在の日本語とはずいぶん違う。では、いつ、どのように変化を遂げたのか? 「中間の時代」である明治期に注目し、「漢字・漢語=漢文脈」をキー・ワードに、その“断層”を探る。言葉が変りゆく現場を実感する、国語学のユニークかつ精緻なる冒険!

日本語の考古学

今野 真二著. 岩波新書. 2014

『源氏物語』を書いたのは誰と聞かれたら、多くの人は迷わず「紫式部」と答えるだろう。しかし現代の我々の常識は、必ずしも過去にはそのまま当てはまらない。残された写本や文献をつぶさに観察してみると、そこにはどんな日本語の姿がよみがえるだろうか。微かな痕跡からさまざまに推理する、刺激的な一書。

漢字の成り立ち: 『説文解字』から最先端の研究まで

落合 淳思著. 筑摩選書. 2014

世の中に流布している漢字の字源説の中にも、実は誤りが少なくない。それでは、「正しい」字源とは何なのか。どうすればそこに到達できるのだろうか。『説文解字』から白川静・藤堂明保まで、従来の字源研究を批判的に継承しながら、近年整理されつつある資料の活用と、科学的な方法論によって得られた最先端の成果を平易に紹介する。漢字の原点に関心を持つすべての人に送る新世代の入門書。

文字のつくりかた(デザインの現場BOOK)

デザインの現場編集部編. 美術出版社. 2014

佐藤卓、資生堂宣伝・デザイン部、佐野研二郎、北川一成など、第一線で活躍するデザイナーたちの取材、
さらに佐藤可士和×祖父江慎の対談を収録しています。
文字のつくりかた講座、書体見本など実用的な内容もたっぷり盛り込んだ、 「文字つくりかた」の最前線。

文字答問

白川 静著. 平凡社ライブラリー. 2014

井と丼の違いは?「若干」の意味は?詩歌を数えるときに一首・二首というのはなぜ?かかしはなぜ「案山子」と書く?―講演後の質疑や、折々に手紙で寄せられた読者からの質問を書き留め、『桂東雑記』(1~4)の最終章として書き下ろされてきた名回答二十篇。ことばの裏に歴史あり!

タイポグラフィ05 楽しく学ぶ文字入門

グラフィック社編集部編. グラフィック社. 2014

第一特集「楽しく学ぶ文字入門」。タイポグラフィ関連書籍で説明されているポイントを圧縮し、書体、文字組、情報などのジャンルごとにピンポイントで紹介。
気になるところから読み始めて、関連書籍で理解を深めていただくよう構成しました。タイポマンガ、すごろく、文字っ子度テスト、文字っ子あるあるツイート紹介など、肩の力を抜いて読めるコンテンツも満載です。
第二特集「文字をめぐる旅」では、ベルリン、ライプチヒ、ロンドンの文字関係の博物館やショップを紹介。地元在住のタイポグラファーやカリグラファーが知る人ぞ知るおすすめスポットを教えてくれます。
そのほか、専用書体特集では、ソニー、日本デザインコミッティー、アムステルダム国立美術館の専用書体を紹介。

漢字世界の地平: 私たちにとって文字とは何か

齋藤 希史著. 新潮選書. 2014

「読み書き」とはいかなる行為か? 漢字論の新たなる挑戦! 私たちは漢字のことをどのくらい知っているだろう。漢字はいつどのようにして漢字となり、日本人はこれをどう受けとめて「読み書き」してきたのか。そもそも話し言葉にとって文字とは何か。和語、訓読、翻訳とは? 古代中国の甲骨文字から近代日本の言文一致へ――漢字世界の地平を展望し、そのダイナミズムを解き明かす。

日本語とハングル

野間 秀樹著. 文春新書. 2014

仮名、漢字、ローマ字など他では考えられないほど様々な文字が混じる日本語は、驚天動地の不思議な言語。そのユニークさは、英語や中国語以上に、似た文法の韓国語、現代言語学の水準に匹敵する思想を基礎に創られたハングルという文字との比較を通してより明瞭に見えてくる。

部首ときあかし辞典

円満字 二郎著. 研究社. 2014

部首の意味がわかると同時に、漢字の基本的な意味も理解できます。幅広く286項目の部首を収録。現在出版されている漢和辞典に収録の部首はほぼすべて掲載。例として取り上げる漢字は、常用漢字、人名用漢字をすべて含む5000字余り。専門用語を使わない、“読みもの”として楽しめるような、わかりやすい記述。巻頭に「部首画数索引」、巻末に「部首名称索引」と「漢字音訓索引」を用意。

キリール文字の誕生―スラヴ文化の礎を築いた人たち―

原 求作著. ぎょうせい. 2014

現在、ロシアや東欧諸国で使われているロシア文字、「キリール文字」誕生までの壮大なストーリー。キリール文字の創始者キリール、メフォージイ兄弟。その波乱にみちた生涯を激動のヨーロッパ史の中に紡ぐ。

目の眼 2014年07月号

株式会社目の眼. 2014

特集 文房四宝の世界 東洋の心を知る
古来、筆や硯、墨、紙は文字や絵を生み出す大切な道具でした。
特に文人と呼ばれた中国の知識階級の人々はそれらを文房四宝と予備、様々な文房具を作り珍重しました。
「台北故宮博物院」の出品作と日本に伝来した見事な文房四宝にスポットを当て、文人の世界をご紹介します。

これだけで買い。

墨 2014年 06月号

芸術新聞社. 2014

台北 故宮博物院の
名品で学ぶ行書と草書

来たる6月24日より、「台北 國立故宮博物院『神品至宝』」展が開催されます(東京国立博物館で開催後、九州国立博物館に巡回)。「翠玉白菜」や「肉形石」の限定公開も話題ですが、王羲之「定武蘭亭序」、孫過庭「書譜」、蘇軾「黄州寒食詩巻」、黄庭堅「黄州寒食詩巻跋」など、書の名品の出品も注目されています。そこで今回は、これら同博物院の名品で、行書・草書を学びましょう。『墨』の特集で手習いをし、展覧会で実物を鑑賞できる絶好の機会の到来です。

え、京都とかの開催ないの?!

宮沢賢治: おれはひとりの修羅なのだ (日本のこころ218)

平凡社. 2014

宮沢賢治の自筆資料に何故か非常に興味をそそられたので、敢えてここにご紹介する次第。

Favorite Fonts

Australis Pro Swash
VICOMTE FY
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Sinova
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Videos

John Stevens - YouTube
John Stevens - Flickr

Websites

Chromeography - photos of emblems, badges, logos on cars & other objects
副タイトルの通り、車や製品にあるエンブレムやロゴなどの写真をひたすら集めているTumblrサイト。

Type Fashion

Sans Form

Typography

Ken Briggs | AisleOne

2013年7月17日水曜日

新刊情報 2013年8月版

❖【8月】Tony Brook, Claudia Klat and Adrian Shaughnessy編. Type Only. Unit Editions
photo by Unit Editions

❖【8月】ゆず屋著. 『書体の研究』 Vol.13
photo by ゆず屋

2013年7月15日月曜日

【イベント情報】ゴードン恵美ワークショップ「レターカッティング入門」2013

今年で4回目になるレターカッティングワークショップ、東京と大阪で開催決定。
詳細はJ-LAFのサイトをご覧あれ。

2013年6月16日日曜日

神戸カリグラフィーフォーラム主催スライドショー「ヨーロッパ・スクリプトリアム」

今月末に来日され、神戸カリグラフィーフォーラム主催にて開催されるマーガレット・モーガン氏のワークショップ時に、「ヨーロッパ・スクリプトリアム」というタイトルのスライドショーが催されるそうです。

日時
6月28日(金)18時から
場所
神戸市勤労会館
参加費
500円

どなたでもご参加いただけます。
詳細とお申し込みはKCFのサイトからどうぞ。

また写真の一部がNews | Studio Letter Arts—Hiroko Shimizu's Calligraphy Studioでもご覧いただけます。

2013年5月15日水曜日

和文と欧文分科会「看板文字WS」

風薫る5月は例年になく涼しい日々が続いていたのに当日12日(日)は暑かった。そしてそれに負けじと熱かった分科会の模様を写真中心に振り返る。

対談

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今回のゲストはLinotype改めMonotype社の小林章さん(右)と、大阪の看板屋さんである板倉賢治さん(中)・上林修さん(左)のお二人。

まずは小林さんの欧州や日本などの標識文字の考察をスライドにて。
小林さん曰く、欧州などは標識に使われる書体は角ゴシックなのだが、日本に限っては丸ゴシックのオンパレード。コレが不思議で只今調査中とのことで、その辺りについて色々お話を伺った。欧州・南米などで撮影された下記文字のスライドのあと(話に夢中で撮影するのを忘れる)、日本の標識などのスライドが続く。
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こちらは日本の1950年官報の道路標識令での指定書体の箇所。英数字は角ゴシックなのに漢字は丸ゴシック!

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鉄道車両に書き込まれた文字も丸ゴシック。

欧州などでの書き文字の書き方や、なぜ日本では丸ゴシックが主流になったのかなどについて、板倉さん、上林修さんが看板文字を書くプロの視点から考察し推測する形になる。

実演

平筆を使っての角ゴシックと丸ゴシックの実演を鑑賞。この時はまるで芸能人を取り囲んでいるかのようなシャッター音の雨あられ。
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最初は看板の「看」の字を書く。インクをしばらく調整後、おもむろに右の板倉さんが3本線を素早く引いて、ああインクの加減を見ているのだな、みんなが思った瞬間、

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あっ、もう「看」の字書いてたんだ!!!と一同驚きどよめく。そのくらい書きっぷりが早い。もう何の躊躇も無く線を書いてゆくんですってば!

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別途ビデオで上からも押えてプロジェクターに投影。

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そんなかんなで素早く文字が書き出されてゆく。

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看板文字にも世代によってスタイルが異なるらしく、左下の「場」は左が年輩の方のスタイルで右がお2人の世代のスタイル。年輩の方のスタイルは楷書の書風が内包されている、とのこと。お2人の世代、というか特にお2人は書体の「ナール」「ゴナ」に影響を受けたということである。

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ひらがなも世代間でスタイルが異なり、「は」も左が年輩の方、右がお2人の世代のスタイル。

ということで実演は終了。あとは、お2人の書かれた文字のディテールを堪能していただくとしよう。

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丸ゴシックでの筆画終端の丸みのディテール。平筆の場合は筆をクルッと半周させる。

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角ゴシックでの筆画始筆側の角のディテール。毛先の跡が垣間見れる(あ、本当は始筆側も角が出るように追加で筆入れするよん)。

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角ゴシックでの筆画終筆側の角のディテール。角が出るように追加で筆入れして角をつくる。

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角ゴシックでは「目」「口」の下端に「ゲタ」が表現される。

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丸ゴシックでの「目」「口」のカドの収め方。最後にクルッと1/4周させて丸みを後付け追加する。

ワークショップ

…集中し過ぎて写真殆ど撮ってないッス。
そんな中貴重な写真を撮ったので、それをWSの模様としてお送りする。
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小林さん、看板文字書きへの挑戦の風景。

そうしてあっという間の2時間半、全員立ちっぱなしでひたすら文字を書き続ける。

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WS終了後の講師陣の方と名刺交換としばしの談笑。

終了後

脚イタイ。
そしてなによりも、この分科会が起爆剤となって突如「オレ文字書けるっ!」とまた天の声が降りてきた。何がきっかけになるか判らない。

WSで書いたワタクシの書き文字を晒しておく

2013年3月4日月曜日

文字の世界の入口に立ったあなたにオススメする必読文字本【世界の文字編】

書体やタイポグラフィの書籍だけでなく、世界の文字を網羅した書籍もざっくりと紹介しておく。

世界の文字 入門編

世界の文字をたずねて

世界の文字をたずねて

中西亮著. 松香堂. 1983

世界の諸言語の日刊新聞を収集・掲載し、諸言語の文字を紹介した書籍「世界の文字」で訪れていなかった国を巡り文字資料を収集していく過程を記した一種の文字旅行記。

文字に魅せられて

文字に魅せられて

中西亮著. 同朋舎出版. 1994

世界の諸言語の日刊新聞を収集・掲載し、諸言語の文字を紹介した書籍「世界の文字」や「世界の文字をたずねて」の続編的・まとめ的文字旅行記。仕事に関わる事柄といえどもその情熱に敬服せずにはいられない。

文字学のたのしみ

文字学のたのしみ

矢島文夫著. 大修館書店. 1977

著者曰く、「文字の歴史的発展とその役割について、あまり教科書風にならずに、エッセー風に書いてみ」たのが本書ということである。内容は著者の専門分野である古代オリエント文字およびセム文字が中心であるが、文字自体だけでなく書写材料などにも言及している。

世界の文字 歴史編

文字の歴史

文字の歴史

A. C. Moorhouse著. 禰津正志訳. 岩波新書. 1956

世界の文字の歴史を無文字時代からまとめた定番書籍。視野の広い論考が特徴だが、文字体系の優劣を論じている箇所があるのがちょっと残念。現在ほぼ絶版状態だが古書が手頃な価格で出回っているので一安心。

文字

文字

Charles Higounet著. 矢島文夫訳. 文庫クセジュ. 1956

世界の文字の歴史を前半で追いかけ、後半はアルファベット式文字の歴史を追った、コンパクトな書籍。

文字の歴史—ヒエログリフから未来の「世界文字」まで

文字の歴史—ヒエログリフから未来の「世界文字」まで

Steven Roger Fischer著. 鈴木晶訳. 研究社. 2005

世界の文字の歴史を記号・絵文字時代からまとめた書籍。「未来のシナリオ」と題した最終章があり文字の未来を考察しているのが興味深い。

文字の歴史

文字の歴史

Georges Jean著. 矢島文夫監修, 高橋啓訳. 創元社. 1990

世界の文字の歴史から書写・印刷、そして文字の解読まで網羅した書籍。この書籍のシリーズ(「知の再発見」双書)の特徴でもあるが、コンパクトな判型に図版を大きく大量に掲載しているので、パラパラめくるだけでも楽しい。

図説 文字の起源と歴史―ヒエログリフ、アルファベット、漢字

図説 文字の起源と歴史―ヒエログリフ、アルファベット、漢字

Andrew Robinson著. 片山陽子訳. 創元社. 2006

文字の歴史と称しているが、副題の通りヒエログリフ、アルファベット、漢字などの有名どころを主に扱っている。単に時系列的に文字の歴史を追っていなくて、「文字のしくみ」「失われた文字」「今日の文字」の3部構成になっている。図版も豊富で取っつきやすい書籍。

文字の世界史

文字の世界史

Louis‐Jean Calvet著. 矢島文夫監訳, 会津洋訳, 前島和也訳. 河出書房新社. 1998

世界の文字の歴史を絵文字・身振りの時代から網羅。また「はじめに」と題して、西欧社会における文字の地位や優劣など、文字の考え方について考察しているのが興味深い。

講座言語 第5巻 世界の文字

講座言語 第5巻 世界の文字

西田龍雄編. 大修館書店. 1981

世界の文字の歴史について、各言語・文字の専門家が分担して執筆。専門的な内容も含まれているが(文字の音韻論的な考察など)、一通りの文字が概観できる。

世界の文字 字典編

世界の文字を楽しむ小事典

世界の文字を楽しむ小事典

町田和彦編. 大修館書店. 2011

古代文字の伝播の謎、文字を創った人々・敢えて拒否した社会、絵文字・書道など多彩な文字のかたち、女文字や神聖文字の誕生秘話から1文字の誤解が引き起こした騒動、ネット上で成立した多文字社会まで、人と文字のドラマを多くのエピソードを織り交ぜて語る。第2部では、現代世界で使われている44の文字を図版入りで紹介。
大修館書店の内容説明より

図説 世界の文字とことば

図説 世界の文字とことば

町田和彦編. 河出書房新社. 2009

世界には、5000から7000の言語があるといわれる。その中から45の言語をとりあげ、優美な文字、かわいらしい文字、不思議な文字など、さまざまな文字と、それを書き、話す人々の世界。
河出書房新社の内容説明より

世界の文字の図典 普及版

世界の文字の図典 普及版

世界の文字研究会編. 吉川弘文館. 2009

世界の文字はどのように生まれ、発達してきたのか。古代文字から現代の文字まで歴史上に現れた全ての文字を網羅し、わかりやすく解説。発生の由来と変遷、読み方・運用・文例、伝播と影響などを詳述し、数字や記号、便利な付録も充実。1200点の鮮明な図版でわかる、読んで、見て楽しい文字の大図鑑。
吉川弘文館の内容説明より

世界の文字の歴史文化図鑑

ビジュアル版 世界の文字の歴史文化図鑑―ヒエログリフからマルチメディアまで

Anne‐Marie Christin著, 澤田治美 日本語版監修. 柊風舎. 2012

楔形文字の発展、中国と日本の複雑な表意文字、いまだ解読されていないイースター島のロンゴロンゴ、カフカス地方やサハラ砂漠以南の文字、西洋のアルファベット、アラビア文字、豪華な彩飾のケルズの書、活版印刷の登場、マルチメディアにいたるまで。文字研究の第一級の専門家たちが、豊富な図版とともにわかりやすく解説する、世界の文字をめぐる壮大なドラマ。
Amazonの内容説明より

世界の文字

世界の文字

中西亮著. 松香堂. 1975

世界の諸言語の日刊新聞を収集・掲載し、諸言語の文字を紹介した書籍。また、英語版もある。なお、収集物は現在国立民族学博物館に寄贈され、中西コレクションデータベースとしてネット上で公開されている。

言語学大辞典(別巻)【世界文字辞典】

言語学大辞典(別巻)【世界文字辞典】

河野六郎編. 三省堂. 2001

ワタクシ憧れの辞典。いつかは手元に置きたい1冊。

世界の諸文字を詳細かつ具体的に解説した、本格的な文字辞典。古今東西の約300項目を五十音順に配列。その名称・系統・歴史・使用状況・文字組織・字形などを、文字表や文字見本(図版)を駆使して記述。
三省堂の内容説明より